「やりがい」と自信と
2016年05月30日
店長の坂本です。
先日、お客様に
A様「この間、小顔カットしてもらってすっごくよかったから、口コミ書こうかと思っちゃった〜!!」
と、言だていただきました。是非とも書いてください〜!!嬉しいお言葉をいただきました。
私は、技術の中でもとりわけカットが大好きです。そこを喜んでいただけるのが、1番のやりがいです。
でも、最初から喜びの声を連発して聞けたわけではありません。
どんなに、話が弾んでいても、鏡で最後に確認をしていただいたときに納得して頂けなければ空気は一変します。私「もしかして、気に入っていただけなかったかな?」などと、1人で反省しウィッグに立ち向かって練習する日々がありました。どうやって切れば良かったのだろう?どこを間違ってしまったのだろう?悩んで、分からなくてウィッグを床に投げつけた事もありました(笑)
技術の引き出しが少ない時には、時間もかかったり、何度も切り直したり。。。
当時を思い出すファイルが出てきました。
今から8年前のものです。
何台もウィッグを、切って、ノートに書いて、写真も撮って。
この時は苦しかったな。時間も、体力も、お金もたくさん使った。色んなところから血が出るような思いだった。
でも、やらなくちゃ自分は変われないと思っていたし、何より自信が欲しかった。
これだけやったから、私は大丈夫!という。
私は器用な方では無いので、努力と時間をかけて身につけるというタイプです。容量が悪く、習得するのに時間がかかり、失敗しないと理解できないという。。。でも、そうやって頑張ったのに、出来なくてショックで。できた時の感動といったら、ありません。
こうして、心を動かしながら技術を習得してまいりました。
だから、私の仕事の上で感じるやりがいの裏には、大きな自信があります。
あれだけ練習したから、大丈夫という。
今、私は若い美容師を育てる立場でもあります。私が歩んで来た、長く険しい練習を同じように歩んで欲しいとは思いません。
でも、伝えたいのは心が動かないと、技術は身に付かないということ。
練習を強要されて出来るようになるものでもなく、ダラダラと練習してもこれまた意味無し。
もっと上手になりたい!お客様に喜んでもらいたい!と心が変化するように、背中を押してあげる立場になりたいと思います。